わが家が今までに利用してきた、福祉制度の一覧です。
- 介護保険
- 紙おむつ給付事業
- 障がい福祉サービス
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 自立支援医療(夫の認知症)
- 自立支援医療(家族の介護うつ)
- 重度障がい者医療費助成制度
- 高額療養費制度、限度額適用・標準負担額減額認定証
- 特別障がい者手当
改めて書き出してみると、たくさんの制度に助けられてきたことがわかります。
助けられてきたからこそ、そのありがたみがわかるのですが、同時に、手続きと中身のややこしさも知りました。
利用できると助かるけれど、ややこしすぎる福祉制度を、利用者視点でわかりやすく紹介していこう、というのが、このブログをはじめた動機のひとつでもあります。
いくら読んでも理解できない制度関係の書類
役所で貰った、または送られてきた書類、何度読んでもすっきり理解できない、読んでも読んでもわからない箇所がある。自分に読解力がないのかと疑ったこともありましたが、理解すべく調べた結果、わかったこと。
そこに書かれている文章だけでは、理解するために必要な情報がたりていない。
そもそも、十分に説明されていないのに、すっきり理解できるはずがなかったのです。
窓口でのやりとりも、なかなか難しい
こちらの知識が不足していると、役所の窓口でうまく質問ができず、担当者から知りたい部分の答えが返ってこないことがあります。
担当者からの返答が、自分の知りたい部分の答えではないとわかれば、質問を修正すればいいのですが、問題はそのことに気づかなかった場合。
こちらはAに対して質問しているのに、Bに対しての答えが返ってきて、でもこちらはそのBに対する答えをAに対する答えだと思ってしまう。
最悪、申請利用できた制度に、利用できないと間違った判断をしてしまうこともありえます。
役所の担当者が、なにがわからないのかもわからない状態であることを踏まえて、不足する情報を聞き出そうとしてくれる聞き取り上手な人ならいいですが、全員が全員そのような素養があるわけではありません。
わからないから質問しているのに、こちらのわからない部分を相手に伝えられるだけの理解度がないと、わからない部分に対する答えが返ってこない。
これを解決するためには、知識があって気配りのできる担当者に当たることを願うか、ある程度予備知識をつけて役所に行くか、知識のある人に一緒に行ってもらうか、かなと思います。
ぜひ、このブログで予備知識をつけていってください。
担当窓口で質問したら、間違ったことを教えられる
こちらのわからない部分を相手に伝えられたとしても、答える人の知識が間違っていたら話になりません。ですが、世の中には、わかったつもりの間違った答えが散見され、それは役所の中でも同じです。
本来なら申請できる制度を、役所の担当者に申請できないといわれたので、申請せずに帰ってきたというのは、よく聞く話。
担当者が、できることを知っているにもかかわらず、できないと答えていることもあるでしょうが(悪意)、できることを知らず、調べもせずに、わかったつもり、できないと答えていることもあるでしょう(無知)。
福祉制度に限らず、行政制度には原則と例外があって、この例外規定が担当者でも把握しきれないくらいややこしいのだと思います。また、原則と例外を取り違えている担当者も中にはいます。
それがわかってからは、役所の担当者といえど知識が不足している可能性があることを頭の片隅に置いて対応するようにしています。
わが家が利用している福祉制度すべてについて、詳しく知っている人に会ったことがない
ケアマネージャーは、介護に関する制度は詳しいですが、医療や障がい者福祉となると、知っていたり知らなかったり、人によって知識にばらつきがあります。
病院のソーシャルワーカーは、医療に関する制度は詳しいですが、介護や障がい者福祉となると、やっぱり人によって知識にばらつきがあります。そもそも、どこの病院にでもソーシャルワーカーがいるわけではありません。
役所の人は、自分の担当領域以外は詳しくないし、自分の担当領域ですらそんなに詳しくない人もいます。
わが家が利用できそうな福祉制度について、誰がどの分野について詳しく知っているのか、これを把握しているかどうかが、制度を活用できるかどうかを左右します。
さて、ここで、「介護?医療?障がい者福祉?どういうこと?何か違うの?」と思った方もおられるでしょう。かく言う私も数年前まではそうでした。
日本には社会福祉制度がたくさんありますが、それぞれの制度がばらばらにあって、考え方が違い、対象者が違い、申請先が違い、でもどこかで絡み合ったりしていて、それはもう複雑怪奇、ゆえに、一人の人が横断的に詳しい知識を得るのが難しいのです。
そんな複雑怪奇なダンジョンに挑んできた私の経験が、これから申請利用しようとする人たちの役に立つのではないかという思いが、このブログをはじめたきっかけになりました。
福祉制度カテゴリーでは、わが家が利用してきた制度について、こういう制度を、こういう手続きを踏んで、こう使ってます、と具体的にわかりやすく紹介しています。