抱きごたえのある背中

日記


 
  夫の背中

 けさ
 いつもより重い
 ごきげんななめの体を抱えて
 なんとかベッドのふちに座らせたら
 体をうしろに倒してくる夫

 このままだと
 夫の頭がベッド柵にひっかかる
 なによりも 
 もういちど起こすのが
 めんどくさい

 なんてときには バックハグ
 抱きごたえのある 夫の背中

 しばらくすると 気分がかわり
 ごはんに釣られて 立ち上がる
 よくも わるくも
 夫の気分は 持久力がない

 こんなとき 私は
 時間に余裕があってよかったと思う


今朝、上の日記兼詩を投稿した後に、こんな出来事があったものだから、急いで書き上げた日記兼詩。

バックハグをするのは、それが一番私に負担がなくて、らくだから。体全体で夫の体重を受けとめる。

夫が本気をだして寝そべろうとすれば、私の両腕だけでは無理で、立膝にした左足も加えて、止めようとしたけれども、夫の重さに耐えきれなかった。